国内外から四国を訪れる観光客の増加を図るため四国らしい風景や街並みなどの景観を「四国八十八景」として選定し、その魅力を広くプロモートしていくプロジェクトです。四国の素晴らしさを実感出来る「四国らしい風景」とそれを「眺める場所」をセットに選びました。
「眺める場所」は、良い風景をゆっくりと快適に楽しむための工夫(整備)がされていますので皆さんも是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
公式HP:絶景の聖地 四国八十八景
底の岩が見えるほどの透明度がある滝壺の水が、光の当たり方でグリーンやブルーに変化する幻想的な光景が素晴らしい。「仁淀ブルー」という言葉が広く知られるようになり、美しい幻想的な碧を見ることができる神聖な場所として「にこ淵」は知られている。そこに至るまでの道のりは、周りの景観を損なわない造りになっており、まるで自然の中を冒険しているかのよう。
標高750mに位置し、早明浦ダムや四国山地の雄大な山並みを一望することができる。360度パノラマで見渡せ、秋から春の早朝には眼下に幻想的な雲海が広がる。オートキャンプ場もあり、バーベキューやジビエ料理を味わうこともでき、時間を忘れてゆったりと過ごすことができる。
天守と本丸御殿が唯一現存することで知られている高知城の天守からは、城下360度で眺めることができる。追手門前の追手筋では300年以上の歴史を持つ土佐の日曜市も開かれ、その眺めは賑わいのある情景。眺めている城下には、土佐の歴史と文化の新拠点として「高知城歴史博物館」があり、天守閣と追手門の美しい姿をパノラマで眺めることができるスポット。
龍頭岬と龍王岬の間に弓状に広がる海岸で、白砂青松の浜には五色の石が広がり、紺碧の海との調和は実に見事な景観となっている。丘の上には太平洋の大海原を眺める坂本龍馬の銅像や浜辺には高知県出身で近代日本の詩人である大町桂月の記念碑もある。桂浜の魅力向上に向けて、桂浜公園の再整備に取り組んでおり、これまで以上に魅力ある場所となる。
落差82mの「轟の滝」は、日本の滝100選にも選ばれている三段の滝で、青く輝く3つの滝壺には、玉織姫にまつわる平家伝説もあり、四季を通じて楽しむことができる素晴らしい風景。展望台は滝全体を眺める場所に配置され、低めの柵など眺望を妨げないような工夫もされている。紅葉の名所でもあり、訪れる方も多く、遊歩道を散策したり、期間限定の茶屋では特産品や食事をもてなしてくれる。
微視に琴ケ浜松原の美しい海岸線を望み、眼前には勇壮で美しく広がる太平洋と青空の風景が一望できる素晴らしい眺め。レストランが海の上に突き出すように建てられているため、席に座ると、まるで海に浮かんでいるかのような感覚になる。地元の新鮮な食材を使った料理をいただきながら、ゆっくりと風景を楽しむことができる空間にしつらえられている。
本場フランスのクロード・モネ財団から世界でただ一つ公式に認められたモネの庭の再現を見ることができる。水面に色とりどりの睡蓮がまるで宝石のように浮かび、実に素晴らしい景観となっている。庭は、丁寧に手入れされ、所々にビュースペースが設けられ、モネが描いた絵の解説版なども配置され、来訪者へのもてなしに満ちた質の高い空間となっている。
室戸岬の海岸は奇岩が乱立し、亜熱帯性樹林や海岸植物が茂り、1964年6月に根底公園の指定、2011年9月には世界ジオパークに認定された。新しい大地の形成や変動する地球のダイナミズムを実感することができ、素晴らしい眺め。より深くジオパークの魅力を知ることができるツアーガイドもあり、普段できない体験を個性あふれるガイドがもてなしてくれる。
水の透明度が高く、波が穏やかな竹ヶ島海域公園に生息する、カラフルな熱帯魚や珊瑚の眺めを堪能することができる。船底展望室からは、座ったまま海中を見ることができ、船頭さんの丁寧な解説を聞きながらの海中観光は、記憶に残る体験となる。また、SUP体験・シーカヤック体験・シュノーケリング体験などアクティビティも充実しており、体験を通じて、眺めを楽しめるのも魅力の一つ。
「松ヶ磯」は、潮が満ちているときは海の中の島になり、潮が引くと陸続きと刻々と変化する潮の満ち引きによって見える景色が大きく変わる。太平洋でありながら、四国らしい島々を背景に奥行きのある風景を眺めることができ、「モラスコむぎ」の貝の資料館には、世界中から集められた貝や化石の標本を見学することができる。
四国霊場第23番札所薬王寺からは、古くから薬王寺の門前町として栄え、「あわえ」と呼ばれる細い路地が残る古い町並みを一望することができる。眺めている門前町の表参道からは、薬王寺の本堂を眺められ、車の通れない狭い路地が入り組んだ町並みは風情があり、足を延ばすと、ウミガメの産卵地として名高い大浜海岸の眺めも楽しめる。
小高い位置にある本堂からは、のどかな町並みの風景で、向こうに見える山々の姿は、緒大師さんがゆっくり休んでいるかのような、実に日本らしい風景。四国霊場第22番札所平等寺には、仁王門から本堂の本尊薬師如来坐像の御手に「結縁の綱」が繋がっており、本堂まであがるとお大師さんと結縁の綱を一緒に眺められ、日本の心を思い出させてくれるような、ほっとする空間。
標高600m近くある四国霊場第21番札所太龍寺と麓を結ぶ西日本最長のロープーウェイから、那賀川、剣山山系、紀伊水道と次々に現れる雄大な景色を眺めることができる。ロープーウェイでは、乗務員が各所の見どころ、弘法大師にまつわる逸話などを軽妙に解説をしてくれ、より一層眼下に広がる風景を楽しむことができる。また、高所と揺れのスリルも味わえる。
徳島県唯一の村に位置する大川原高原からは、紀伊水道、徳島平野、阿讃山脈など四国を構成する地形を見渡せる。約30,000本のあじさいが咲き誇る6月末~7月中旬にかけては、花の色彩も相まって、より見応えのある景色となる。ヒルトップハウスには天体望遠鏡があり、天体観測が行われたり、夏の間は地元で採れた農産物や加工品の販売もしている。また、ブランド牛の「大川原高原牛」が放牧されたりと魅力が多く詰まったスポット。
山頂に広々とした草地が広がり、そこから360度にわたって見渡せる四国の山並みは、雄大で素晴らしい風景。 山頂近くまでリフトがあり、比較的容易に登ることができる。広い山頂には歩きやすい木道とベンチが整備され、景色をゆっくり楽しめるしつらえとなっている。
木漏れ日を受ける透明度の高い渓谷、そこに架る二重かずら橋の様子は、秘境感たっぷり。スリル満点のかずら橋を渡りながら、あるいは青石の散らばる川に降りて美しい渓谷美を楽しめる。また、野猿で対岸に渡るのも楽しい。
四国沖の南海トラフでは、海洋プレートが陸地プレートの下に沈み込み、それによって形成された四国山地の特徴的な地形を吉野川の川面から見ることができる迫力ある眺めとなっている。船上で間近に迫ってくる断崖、奇岩を船頭さんの丁寧な解説を聞きながら観ることができる。澄んだ吉野川の水の美しさに触れられるのも魅力の一つ。
国道から約1時間車を走らせると、さえぎるものがない360度のパノラマ風景が待っており、吉野川や徳島自動車道、阿讃山脈を見渡すことができ、その眺めは訪れた人を感動させる。水の丸ふれあい公園のある水の丸エリアは、その標高を生かした、複数のパラグライダーフライトポイントが点在しており、山頂の少し傾斜した芝生に座り、パラグライダーのフライトを眺めながらゆっくりと楽しむことができる場所。
国の特別天然記念物に指定されている加茂の大クスは東西52m、南北42m、高さ26mに及ぶその枝張りで、すべての方向にほぼ均等に広がっており、美しい樹形は雄大であり美しい。近くによると、力強さを感じることができ、隣接する大楠公園からは大クスの雄大さを楽しむことができる。樹齢1,000年とされる楠だが、現在も成長を続けており、強い生命力を感じられるスポット。