室戸岬の海岸は奇岩が乱立し、亜熱帯性樹林や海岸植物が茂り、1964年6月に根底公園の指定、2011年9月には世界ジオパークに認定された。新しい大地の形成や変動する地球のダイナミズムを実感することができ、素晴らしい眺め。より深くジオパークの魅力を知ることができるツアーガイドもあり、普段できない体験を個性あふれるガイドがもてなしてくれる。
水の透明度が高く、波が穏やかな竹ヶ島海域公園に生息する、カラフルな熱帯魚や珊瑚の眺めを堪能することができる。船底展望室からは、座ったまま海中を見ることができ、船頭さんの丁寧な解説を聞きながらの海中観光は、記憶に残る体験となる。また、SUP体験・シーカヤック体験・シュノーケリング体験などアクティビティも充実しており、体験を通じて、眺めを楽しめるのも魅力の一つ。
「松ヶ磯」は、潮が満ちているときは海の中の島になり、潮が引くと陸続きと刻々と変化する潮の満ち引きによって見える景色が大きく変わる。太平洋でありながら、四国らしい島々を背景に奥行きのある風景を眺めることができ、「モラスコむぎ」の貝の資料館には、世界中から集められた貝や化石の標本を見学することができる。
四国霊場第23番札所薬王寺からは、古くから薬王寺の門前町として栄え、「あわえ」と呼ばれる細い路地が残る古い町並みを一望することができる。眺めている門前町の表参道からは、薬王寺の本堂を眺められ、車の通れない狭い路地が入り組んだ町並みは風情があり、足を延ばすと、ウミガメの産卵地として名高い大浜海岸の眺めも楽しめる。
小高い位置にある本堂からは、のどかな町並みの風景で、向こうに見える山々の姿は、緒大師さんがゆっくり休んでいるかのような、実に日本らしい風景。四国霊場第22番札所平等寺には、仁王門から本堂の本尊薬師如来坐像の御手に「結縁の綱」が繋がっており、本堂まであがるとお大師さんと結縁の綱を一緒に眺められ、日本の心を思い出させてくれるような、ほっとする空間。
標高600m近くある四国霊場第21番札所太龍寺と麓を結ぶ西日本最長のロープーウェイから、那賀川、剣山山系、紀伊水道と次々に現れる雄大な景色を眺めることができる。ロープーウェイでは、乗務員が各所の見どころ、弘法大師にまつわる逸話などを軽妙に解説をしてくれ、より一層眼下に広がる風景を楽しむことができる。また、高所と揺れのスリルも味わえる。
徳島県唯一の村に位置する大川原高原からは、紀伊水道、徳島平野、阿讃山脈など四国を構成する地形を見渡せる。約30,000本のあじさいが咲き誇る6月末~7月中旬にかけては、花の色彩も相まって、より見応えのある景色となる。ヒルトップハウスには天体望遠鏡があり、天体観測が行われたり、夏の間は地元で採れた農産物や加工品の販売もしている。また、ブランド牛の「大川原高原牛」が放牧されたりと魅力が多く詰まったスポット。
山頂に広々とした草地が広がり、そこから360度にわたって見渡せる四国の山並みは、雄大で素晴らしい風景。 山頂近くまでリフトがあり、比較的容易に登ることができる。広い山頂には歩きやすい木道とベンチが整備され、景色をゆっくり楽しめるしつらえとなっている。
木漏れ日を受ける透明度の高い渓谷、そこに架る二重かずら橋の様子は、秘境感たっぷり。スリル満点のかずら橋を渡りながら、あるいは青石の散らばる川に降りて美しい渓谷美を楽しめる。また、野猿で対岸に渡るのも楽しい。
四国沖の南海トラフでは、海洋プレートが陸地プレートの下に沈み込み、それによって形成された四国山地の特徴的な地形を吉野川の川面から見ることができる迫力ある眺めとなっている。船上で間近に迫ってくる断崖、奇岩を船頭さんの丁寧な解説を聞きながら観ることができる。澄んだ吉野川の水の美しさに触れられるのも魅力の一つ。
国道から約1時間車を走らせると、さえぎるものがない360度のパノラマ風景が待っており、吉野川や徳島自動車道、阿讃山脈を見渡すことができ、その眺めは訪れた人を感動させる。水の丸ふれあい公園のある水の丸エリアは、その標高を生かした、複数のパラグライダーフライトポイントが点在しており、山頂の少し傾斜した芝生に座り、パラグライダーのフライトを眺めながらゆっくりと楽しむことができる場所。
国の特別天然記念物に指定されている加茂の大クスは東西52m、南北42m、高さ26mに及ぶその枝張りで、すべての方向にほぼ均等に広がっており、美しい樹形は雄大であり美しい。近くによると、力強さを感じることができ、隣接する大楠公園からは大クスの雄大さを楽しむことができる。樹齢1,000年とされる楠だが、現在も成長を続けており、強い生命力を感じられるスポット。
昭和30年頃まで葉煙草、繭などで栄えた商家が競ってうだつをあげた町並みで、うだつの前半分が一段低く二段式の二層うだつとなっており、全国的にも珍しく、松、鷹、亀などの漆喰細工は実に見事。ガイドによる町並案内もあり、代表的な建物である織本屋は、江戸時代の古いうだつの外観を維持しながら、酒造業を営む商家として明治初期に再建された名建築で、憩いの場としても活用されている。
阿讃山脈と吉野川を底に取り込んだ石庭で、鶴石と亀石が泳ぎ舟石が蓮華島へ向かう様子を表現した素晴らしい借景庭園。鶴と亀は、長寿を表し不老不死を願う日本庭園の伝統的な神仏蓮菜の庭であり、眺めを保つ工夫がされた質の高いしつらえになっている。作庭は、齊藤忠一氏。
重厚な建物に白壁と「うだつ」が並ぶ景観は、どこか懐かしさも感じられる落ち着いた雰囲気で、夕暮れになると行燈風の街灯が灯り、優しいほのかな明かりが昼間とは違った世界へと連れて行ってくれる。脇町の歴史と背景をより深く解説するガイドがあり、「藍蔵」では藍製品を始めとした特産品を揃えた売店やカフェコーナーなどが、訪れる方をもてなしてくれる。
10数メートルに及ぶ土柱が何本も立ち並び、何故この様なものが出来たのか自然の力の不思議さに感じ入る奇観。上から覗き込む眺めやライトアップも見応えがある。遊歩道を歩いていくと展望スペースが現れる。柵は木製で、足元を照らす連続照明が低い位置に据えられ、視点場への誘導、しつらえに配慮が伺える。
日本三大暴れ川の一つと教えられ「四国三郎」と異名を持つ四国最大の大河・吉野川がもたらした徳島平野と山々を眺めながら、吉野川の雄大さがこちらに迫ってくるような風景。展望台の前には何も景観を邪魔するものがなく、高さのある所から吉野川をパノラマで楽しむことが出来る、ポテンシャルの高いスポット。
約281haの広大な敷地には、各所に展望広場があり、美しい山々に加え、川や海など眺望も楽しむことが出来る。生垣迷路や展望広場など公園全体の管理が行き届いており、居心地のいい空間を創り出している。中でもポテレット広場は3.2haもある広大な芝生と花木により、四季の変化を感じられる素晴らしい風景を眺められる空間。
車窓からは水都徳島の風景と徳島市の緑のランドマークである眉山の眺めを楽しむことが出来る。ゴンドラ内では、地元アナウンサーによる解説やオリジナルソングが流れ、夜になると、市内を流れる大小の河川が織り成す変化に富んだ光の景観を眺めながら、ゆったりとした空中散歩を楽しめる。
ひょうたんの形をした中洲の周りを、ぐるっと一周する周遊船からの風景は、いつもとは違った目線で徳島市を眺められ、眉山を目前に県庁とヨットハーバーの織り成す景観は、まるで日本のベニスのよう。船頭さんからのガイドもあり、迫ってくる橋をくぐる瞬間は、その度に歓声が上がり、アトラクションとして楽しむこともできる。